複雑なif文:理論演算子

条件を満たさないときの処理

「else文」を利用することで、条件を満たさないときにも特定の処理を行うことができます。



if( 条件式 ){
 条件式が「真」のときに行う処理
} else {
 条件式が「偽」のときに行う処理
}

条件を満たさない場合、さらに条件分岐させる処理

「else」の後ろに「if文」を追加することで条件式が「偽」のときにさらに条件分岐をすることができます。



if( 条件式A ){
 条件式Aが「真」のときに行う処理
} else if( 条件式B ) {
 条件式Aが「偽」でしかも条件式Bが「真」のときに行う処理
}


「else if」を追加していくことで、さらに複数の条件分岐が実現できます。
しかし追加しすぎると構造がわかりにくくなる場合もあります。

一度に複数の条件式を評価する

条件式は「理論演算子」を使うことで、複数扱うことができます。



if( 条件A && 条件B ){
 条件A、条件Bが「ともに」真のときに行う処理
}
if( 条件A || 条件B ) {
 条件A、条件Bが「どちらか」真のときに行う処理
}


演算子とは


理論演算子

演算子 処理内容 オペランド
! 否定 (NOT) 単項
&& 論理積 (AND) 二項
|| 論理和 (OR) 二項


否定(NOT)

  • 否定(NOT)はオペランドのブール値を反転する論理演算です。
  • ブールは true また flase の2値で表されるデータ型です。


論理積 (AND)

  • 論理積(AND)は2つのオペランドの値がともに true のときに true、それ以外のときには false を返す論理演算です。


論理和 (OR)

  • 論理和(OR)は2つのオペランドの値のどちらか、または両方とも true のときに true、それ以外のときには false を返す論理演算です。