文章構造をマークアップするルール

要素の入れ子(ネスト)と子孫関係

  • HTML文書全体が、html要素を最上位(ルート)の先祖要素とする入れ子によるツリー構造になっています
  • このとき注意が必要なのは「div要素」は、レイアウト指定のためのグループに利用するだけでツリー構造には、まった影響を与えないということ
  • 「入れ子の正しくない例:P.034」に注意しましょう
ブロックレベル要素とインラインレベル要素
  • テキストP.035
  • HTML5以前の考え方です(ただし、非常に重要な絶対的ルールです)
  • HTML5の新要素で記述する場合には、この概念はなくなります
  • インラインレベル要素は、ブロックレベル要素に内包されていないといけない
  • インラインレベル要素の中に、ブロックレベル要素を内包することはできない
コンテンツ部分をマークアップ
  1. 読みやすいように段落内で改行する
  2. 大事な語句を強調する
  3. 画像を挿入する
  4. リンクを設定する


強制改行

  • <br>
  • forced line break


大事な語句を強調

  • <em> または <strong>
  • emphasis


画像を挿入

  • img:image
  • src:source
<img src="img/subaru.jpg" width="320" height="100" alt="すばる">

ページ構築の手順


この「グループ化」をするときに、「id名」「class名」を使い分けて、グループの意味を作っていきます。

文書構造のグループ化

  • グループ化とは、div要素によるコンテンツのブロック化
  • 「コンテンツのブロック化」であるので、1行を「div要素」で囲まないことが鉄則
  • 見出しと本文のまとまりとを一緒に構造化
情報を「線形化」する

砕いて言えば、ワープロソフトの1文字が縦に改行されていくイメージです。
その「1文字」は、ひとつのブロックで、なかに情報のかたまりが入っていると考えます。

  • 情報は上の行から順に読まれる
  • HTMLはブロック化しないと横並びはできない
  • 先に読ませながら、右に並べるときに設定するのが「float : right」


idセレクタで指定する
  • 「idセレクタ」は固有名詞的扱いで、1ページに一度使用する
  • 2カラムレイアウト指定は、CSSの範囲で学習します


グループ名をつける
  • グループ化で利用される「div要素」は、あくまでも「空っぽな箱」で文書構造としての意味は持ちません


「おむすび」はラップで包む


<div id="wrapper">

</div>

ラップで包んだ「おむすび」は、ケースに入れる


<div id="container">

</div>


「container」と「wrapper」のどちらかが優先順位が高いというわけではありません。
あくまでも、HTMLの性質は「横並び」ができないため、いろいろ変則的なことをします。
そのときに、横並びにしたものが「はみ出さないように」指定するのが「container」と「wrapper」の役割です。

id属性とclass属性の名前の付け方

グループ化の場合、「div要素」に「id属性」を付加します。

  • id は一意性のある領域や要素に対して名付ける
  • class は同じ機能をもつ領域や要素に対して名付ける
  • その名前は、色形をあらわす名称ではなく、意味や機能をあらわす名前が最適

命名規則

  • キャメルケース(CamelCase)
  • 複合語をひと綴りとして、要素語の最初を大文字で書き表すこと
  • globalNav(キャメルケース:大文字で単語区切り)
  • global-nav(ハイフン区切り)
  • global_nav(アンダースコア区切り)



その他の例は「TAG index:ID名とクラス名