head要素の中に何を書くか?
head部
- UA(user agent)が表示するための必要な条件とページの目的、そして外部との関連づけを記述する
- あくまでもブラウザが理解するための部分
- 不可視(非表示)
現在のインターネットの利用の仕方は、ほぼ「検索」から始まります。
つまり、検索対象になるWebページを作成しない限り、見られることはないということです。
では「検索」は、何を検索するのか?
検索エンジンのサーバーに記録してあるデーターから検索します。
インターネットの世界にある「ありとあらゆるデータ」から検索されるわけではありません。
この「検索エンジンのサーバーに記録されること」を、インデックスと呼びます。
この「インデックス」をされるためには、HTML文書内の「head部」と「body部」のバランスが必要になります。
DTD
- Document Type Definition(文書型定義、DTD)とは、文書構造(文書型)を定義するためのスキーマ言語の一つ
- ごくごく簡単なDTDの説明
- Strict(厳密型)、Transitional(移行型)、Frameset(フレーム設定型)の三種類がある - 詳細はテキストに入ってから解説します
- 記述する位置は、ドキュメントの最上位部
HTML 4.01 Transitional
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> <html lang="ja"> <head> <title>ページタイトル</title> </head> <body> <p>内容</p> </body> </html>
XHTML 1.0 Transitional
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="ja" xml:lang="ja"> <head> <title>ページタイトル</title> </head> <body> <p>内容</p> </body> </html>
- 「XML宣言」は、IE6対策として記述しない場合もあります。
HTML5
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>ページタイトル</title> </head> <body> <p>内容</p> </body> </html>
XHTMLでの記述
- 2012年末の時点で主流の文書型です(HTML5は限定的)
XML宣言(必須)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
DTD(Document Type Definition)DOCTYPE宣言
- 厳密な記述を目指していました
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
- 現在では、Transitional(移行型)に落ち着いています
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
HTMLとXHTMLの記述上の違い
- 要素名、属性名は小文字で記述する
- 必ず開始タグ・終了タグのセットで記述する(できない場合(非空要素)は、「 /」半角空き+スラッシュで閉じる)
- meta、hr、br、img などは、空要素として書く
- ‘id’および‘name’属性をもつ要素は、‘id’属性を使用する
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" /> <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" />
HTML5
- XHTMLより簡潔な記述が可能
- 授業の中では、この記述を基本とします
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>ホームページ</title> </head> <body> <p>内容</p> </body> </html>
meta
- Metainformation(メタ情報)の略
- 「超〜」「高次〜」「〜の間の」「〜の後ろの」「〜を含む」などの意味を持つ英語の接頭辞
- metaphorが語源
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8"> <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css"> <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript"> <meta name="description" content="サンプル"> <meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3">
HTML5の場合
- 「http-equiv」を自明として省略します
- 「keywords」も基本的には省略しますが、おまじないとして残すこともあります
<meta charset="UTF-8"> <meta name="description" content="ページの内容を説明する文章"> <meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3">